Mac OS X のためのインストールガイド


はじめに

MacにはPythonがあらかじめインストールされていますが,数値計算パッケージ NumPy, SciPy および Matlabライクグラフライブラリ matplotlib を利用するために,Pythonをパッケージからインストールし直します。

ここでは OS 10.5 (Leopard) ,および 10.6 (Snow Leopard) 向けに,Python, NumPy, SciPy, および matplotlibのインストール方法,さらにGmshのインストール&セットアップ方法について解説します。

なお,OS 10.5 または 10.6 で Intel CPU を搭載した Mac での動作を確認していますが,OS 10.4 以下,PowerPC 搭載のMacでは確認していません。しかし基本的にインストール方法は同じですので試してみてください。

各ライブラリの概要

OpenAcousticsで利用するPyhonライブラリは以下の三つです。

  • Numpy(Pythonで行列を扱うライブラリ)
  • Scipy(Pythonで複雑な数値計算を扱うライブラリ)
  • Matplotlib(PythonでMatlabライクなグラフを扱うライブラリ)

必要要件

  • インターネットに接続されていること

Pythonのインストール

現状Python2系は2.7が最新ですが,NumPy, SciPy のインストーラパッケージがPython2.6用しか用意されていませんので,Python2.6をお勧めします。

手順

  • python.org に接続。
  • 左ペインの [Download] をクリック
  • 続いて [Releases] をクリック
  • 続いて [2.6.x] をクリック
  • すると以下のようなページが開きます。

  • Mac Installer Disk Image をクリック,インストーラをダウンロードします
  • 後は通常のソフトウエアインストールと同様です。

NumPyのインストール

NumPyはPython2.6用をダウンロードしてインストールする必要があります。

手順

  • numpy.org に接続。
  • 左上の [Download] をクリック
  • 続いて [Sourceforge Site for NumPy] をクリック
  • SourceForgeのサイトに移動します。[NumPy] をクリック
  • [1.5.1] をクリック
  • Python2.6 なので numpy-1.5.1-py2.6-python.org-macosx10.3.dmg をダウンロード
  • 後は通常のソフトウエアインストールと同様です。

SciPyのインストール

SciPy も NumPy 同様,Python2.6用をダウンロードしてインストールする必要があります。

手順

  • numpy.org に接続。
  • 左上の [Download] をクリック
  • 続いて [Sourceforge Site for SciPy] をクリック
  • SourceForgeのサイトに移動します。[scipy] をクリック
  • Python2.6用のパッケージが用意されている [0.9.0rc1] をクリック。
  • Python2.6 なので scipy-0.9.0rc1-py2.6-python.org-macosx10.3.dmg をダウンロード
  • 後は通常のソフトウエアインストールと同様です。

matplotlibのインストール

matplotlib も Python2.6 用をダウンロードしてインストールする必要があります。

手順

  • matplotlibのサイト に接続。
  • 右ペインにある [download] をクリック
  • Python2.6 なので matplotlib-1.0.1-python.org-py2.6-macosx10.3.dmg をダウンロード
  • 後は通常のソフトウエアインストールと同様です。

Gmshのインストール

Gmshはインストール後に,gmshがどこにあるか,コンピュータにその場所を教える必要があります。コンピュータ用語でPATHを通すと言います。

インストール手順

  • Gmshのサイトに接続。
  • DownloadのMac OSXをクリックしてダウンロード
  • ライセンスに同意した後,Gmsh.app を Applications フォルダ の alias に drag and drop

PATHを通す

[アプリケーション] -> [ユーティリティ] -> [ターミナル] を起動

PATHの状況を確認

printenv PATH

と入力してどこにパスが通っているか確認する。実行例を以下に示します。

.bash_profileの編集

gmshの場所にパスが通っていない場合は .bash_profile を編集する必要があります。
編集には vi というエディタを用いる方法が一番簡単です。

vi には閲覧モードと編集モードと言う概念があります。
以下のコマンドを覚えておけばまずは用が足りるでしょう。

    [ i ] 現カーソル位置で編集モードに移行 (insert)
    [ a ] 現カーソル位置の右隣で編集モードに移行 (add)
    [ esc ] 編集モードから閲覧モードに移行
    [ :wq ] 上書き保存して終了。閲覧モードでのみ実行可
    [ :q! ] 編集を反映させずに終了。閲覧モードでのみ実行可
  • 以下のコマンドでユーザのホームディレクトリに移動
  • cd ~

  • viで.bash_profileを開く
  • vi .bash_profile


    すると,先ほどインストールしたPython2.6 のPATHが書かれています。これと同様にgmshのPATHを通すことを試みましょう。

  • gmshのパスを記述する

  • PATH="/Applications/Gmsh.app/Contents/MacOS:${PATH}"

    export PATH

  • ログアウトして.bash_profileを反映させます
  • 再ログイン後に反映されているかターミナルを起動して確認しましょう。

    printenv PATH

    以下のようにgmshがある場所にPATHが通っているか確認してください。

    gmsh

    gmshが起動すれば成功です!
     


OpenAcousticsのプログラムを実行するために

OpenAcousticsのプログラムを実行するためには,OpenAcousticsが提供するgmshクラスをインポートする必要があります。詳しくはSoftwareのページをご覧下さい。